積極的な役割の推進

エンゲージメント

当社は、企業、金融セクター全般において、責任ある投資の視点の考慮を促進するためには、投資先企業との積極的な関わりが必要不可欠であると考えています。この取り組みは当社の責任投資憲章および当社の顧客投資家とその最終受益者の利益に適ったものです。

当社は、投資案件について十分に理解し、直接的に、もしくはオーストラリア退職年金基金投資家評議会(Australian Council of Superannuation Investors、ACSI)を通じて定期的に企業との対話を行っています。

当社はこの活動において、企業行動の前向きな変化を促すことを求めており、当社の活動は通常、前もって決められたテーマと目標に関して優先順位付けされ、年次ベースで見直しを行います。また当社は、責任投資基準の最良執行を促進するため、規制当局、業界団体および投資運用業界と頻繁に対話を行っています。

議決権行使

当社は責任ある企業活動を促すため上場株式ポートフォリオ企業の会社決議への議決権を行使し、顧客投資家の長期的な価値を創造するESGへの取り組みを実践しています。

IFMインベスターズの議決権行使およびエンゲージメント委員会(Proxy and Engagement Committee, PEC)は当社のすべての議決権行使にかかる監督責任を担います。当社の議決権行使は優先順に次のような手順に沿って実施されます。

  • 顧客投資家の指示に従う
  • オーストラリア退職年金基金投資家評議会(ACSI)の意向に対し、議決権行使およびエンゲージメント委員会(PEC)の反対がない限り、ACSIの推奨に従う
  • ACSIからの推奨がない場合、議決権行使助言会社からの助言や情報を求め、IFM独自の議決権行使原則に基づき最終的な投票を決定する